2026 - 制作中
維新前夜・洛中暗闘
幕末京都を舞台にした正体隠匿×エリア推理のボードゲーム — 2〜8人 · 約60分 · 全5ターン
ゲームマーケット 出展予定

I
De Consilio
構想について
幕末京都の動乱——治安を守る新選組と、潜伏して工作を重ねる倒幕志士。本作はこの史実の構図を、読む側と欺く側の非対称対戦として切り出した。新選組側は高い攻撃力で「本物はどこか」を読み、倒幕志士側は本物と影武者のマーカーで読みを外しながら維新ポイントを積み上げる。
1ターンは昼と夜で構成される。昼はカードと能力を仕込む準備の時間、夜は潜伏先と巡察先を同時に突き合わせる駆け引きの時間。人物は両陣営4人ずつで固定し、プレイヤーが人物を分担する方式にしたことで、2人の真剣勝負から8人の宴会まで、同じルールで成立する。
II
De Machinis
仕組みについて
影武者システム
倒幕志士の各人物は、本物1個と影武者2個のマーカーを持つ。毎晩、4人分の計12個をすべて裏向きで盤面に置く——どれが本物かは、置いた本人たちにしか分からない。潜伏の成否は施設単位で判定され、「潜伏成功数 − 潜伏失敗数」がそのまま維新ポイントの増減になる。嘘の置き方そのものが得点手段であり、リスクである。
能力発動のリスク
人物能力は強力だが、発動するとカードが横向きになり、その夜の戦闘に敗北すると負傷して翌日の昼を失う。「能力を使った=今夜どこかで勝負に出る」という情報が相手に渡るため、能力発動自体が読み合いの手がかりになる設計とした。
劣勢側から始まるカード応酬
戦闘では、攻撃力合計で劣っている側からカード使用の優先権を持ち、両者が連続でパスした時点で勝敗が確定する。「あと1枚で逆転できるか」を互いに探り合う消耗戦であり、同値なら新選組側の勝利——追い詰められるのは常に志士の側だ。

III
De Urbe
盤面について
盤面は洛中の6施設——池田屋・近江屋・枡屋・寺田屋・明保野亭・翠紅館。史実で志士たちが実際に潜み、斬り込まれた場所を、それぞれ左右2施設と隣接する円環として再構成した。
共用カードには6施設それぞれにちなんだ1枚を含めている。「池田屋事件」は池田屋の戦闘でのみ火を噴き、「寺田屋の急報」は寺田屋の志士を救う。歴史の記憶がそのままカードの効果になるよう、テーマとメカニクスを一枚ずつ縫い合わせた。
IV
De Spectaculo
展示について
ゲームマーケットへの出展を想定し、テストプレイ用の実物製作とルール説明書の作り込みを進めている。勝利ライン(仮12点)、会合ボーナス、カード枚数配分などの数値はテストプレイで検証中。試遊卓では、影武者の置き方ひとつで場がざわつく読み合いの快感が短時間で伝わる構成を目指す。